クマ、たるみの施術
上まぶたが下がってパッチリ開かなくなった
「老化なのかな、上まぶたが下がってきて眠そうな目になっている」
「目の使い過ぎかも。目をパッチリ開けておくことが億劫」
「花粉症で眼がかゆくて、こすっているうちにまぶたにたるみが……」
気がついたら、目が以前よりもずっと細くなっていたということはありませんか。一番大きな要因はまぶたの老化。眼瞼下垂がそれです。目は加齢による影響が最も出やすいパーツ。重力の影響で目の周りの筋肉が落ち、上まぶたの皮膚が伸びてしまうことで、たるみを招いてしまうことにあります。
伸びてしまった余分な皮膚を取り除けば、一気に若返り、すっきりさせることができます。目の形を変えずにたるみだけを取りたい場合は「上眼瞼リフト(眉下切開による上瞼たるみ取り)」が有効。眉の下でまぶたを切開し、たるみを引き上げます。元々二重の方は二重のままで、一重の方は一重のままでたるみを除去します。余分な皮膚や脂肪を切除して縫い合わせることで若々しい美しい目にします。
会社や学校などでダウンタイムが取れない方には、片目の手術後に眼帯をして腫れが引いた後にもう片方の目の手術をするという柔軟な対応もできます。
上まぶたのたるみが肩こりや頭痛を起こすこともある
「眼瞼」とはまぶたの医学的な呼び方です。まぶたを持ち上げるために働く筋肉を眼瞼挙筋といいます。眼瞼挙筋は眼の上奥から前のほうに伸び、挙筋腱膜という薄い膜と上眼瞼の瞼板という組織につながっています。
まぶたを持ち上げる眼瞼挙筋には、交感神経が緊張することで縮み、眼瞼を持ち上げる働きを助けるミュラー筋が付随しています。まぶたを開く際、このミュラー筋をより収縮させるため交感神経が高まり、体を支える起立筋が緊張して肩こりを起こします。
また開かないまぶたを開けようとして、眉毛を持ち上げる前頭筋が収縮し、額に横じわが刻まれる険しい表情になり、目が疲れやすくなり、頭痛を招くこともあります。
まぶたがたるむと、皮膚が目にかぶさって視界が狭くなる、眼瞼挙筋がつながっている腱膜と瞼板の癒合部分が緩むことで、まぶたを持ち上げる力が弱まるなど、まぶたが開きにくくなり、それが原因で眼精疲労や頭痛、また肩こりなどが起こることもあります。
まぶたのたるみが起こる原因
まぶたのたるみが起こる原因には、加齢によるもの、まぶたをこすることなどで挙筋腱膜がまぶたから剥がれてしまった場合などがあり、老若に関わらず、誰にでも起こる可能性があります。
老化による眼瞼下垂は腱膜と瞼板の癒合部分の緩みから起こるものですが、下記の方に多くみられます。
・コンタクトレンズを長時間使用している人(特にハードコンタクトレンズ)
・パソコンなどで長時間、目を酷使する人
・逆さまつ毛のある人
・花粉症やアトピーなどのアレルギーがあり、目をよくこする人
・白内障の手術を経験した人
まぶたが重く、目が開けづらい人、上下の視界が狭い人、頭痛、肩こりがある人は、まぶたのたるみが原因の可能性があります。一度診察を受けてみるとよいでしょう。
こんな眼になってしまったと嘆いているあなたに
もともと二重まぶただったのに、加齢により額、コメカミから上まぶたにかけて皮膚が下垂し、二重のラインがかくれてしまい、三角の老けた目になってしまったという方。このタイプの方は、元の二重のラインで皮膚のたるみを切除してしまうと、上の方の厚ぼったい皮膚で二重がつくられることになるので、自然できれいな二重にはなりにくいもの。あまり大きな変化は望まないなら、眉毛の下で皮膚のたるみを切除する上眼瞼リフトを選択。もともと若いころにあった狭い二重を出して、自然で若々しい美しい目にすることができます。眉毛の下の傷はほとんど分からなくなってしまうので、心配ありません。
元々は大きな目だった方やきれいな二重だった方も、上まぶたがたるんでくることで奥二重になってしまったり、目が小さく見えたりしてしまいます。たるみを取り除けば、若い頃のようなくっきりした目もとに。目にかぶさり気味だった皮膚が上に上がるので、視界も広がります。
施術に関して
・施術時間約30 分
・術後の通院 1 回
・術後の腫れ強い腫れは約1 ~ 2 週間(個人差あり)
・カウンセリング当日の治療可能
・入院の必要性なし
・麻酔点眼麻酔とクリーム麻酔と局所麻酔併用
・シャワー当日より可能
・洗髪当日より可能
・メイク抜糸後より可能
術後の内出血について
二重まぶたミニ切開法、全切開法、眼瞼下垂手術、目頭切開、目尻切開、垂れ目形成、上まぶたたるみ取り、上眼瞼リフト、下まぶたたるみ取り、蒙古襞形成、切開する場合の逆さまつ毛修正手術などのメスを使う目もとの手術のリスク、合併症において最も頻度の高いのは、術後の内出血です。
これらの手術は、二重まぶた埋没法やヒアルロン酸注射などと違い、程度の差はあれ、ほとんどの方に内出血が生じます。
程度の軽い内出血であれば、1 週間後の抜糸の頃にはほとんど消えますが、運悪く強い内出血が出てしまうと、消えるまで2週間程度かかることがあります。でも、抜糸した翌日からアイメイクをすることができるので、ファンデーションやコンシーラで隠すことが可能。
なるべく内出血を生じないようにするために医師はていねいに手術することはもちろん、患者様が手術中にリラックスして目に力を入れないこと、術後1週間、特に最初の3日間くらいは熱いお風呂に長時間浸からないこと、激しい運動はしないこと、お酒を飲みすぎないことなどが重要です。
日にちを空けて片目ずつ手術を受けることもできる
二重まぶた埋没法、ミニ切開法、全切開法、目頭切開、目尻切開、タレ目形成、上まぶたたるみ取り、上眼瞼リフト、下まぶたたるみ取り、眼瞼下垂手術、まぶた脂肪取り、ブローリフトなどの目もとの手術をする場合、仕事や学校を休むことができず、日にちを空けて片目ずつ行うことがあります。
片目ずつ行う場合、両目同時に行うのに比べ、最終的な仕上がりに左右差が生じやすいというリスクがあります。その理由は目もとのコンディションは微妙で、その日の体調によっても変化し、朝か夕方かによっても変化し、体重が1キロ変わるだけでも微妙な変化するからです。コンディションが違う状態で片目ずつ手術を行うと、どうしても仕上がりに微妙な左右差が生じてしまうことがあります。
目もとを含めて、人間の顔は誰でも左右非対称であるため、両目同時に手術を行ったとしても、パソコンで絵を書いたような完全な左右対称にすることはできません。でも、両目同時に手術する場合は、左右の目が同じコンディションにあり、医師が左右の目をリアルタイムで見比べながら、正確な手術ができるので、術後に生じる左右差を必要最小限に抑えることができます。
左右対称に強いこだわりのない方は、日にちを空けて片目ずつ手術しても問題ありませんが、左右対称に強いこだわりのある方は、通常通り両目同時に手術をすることをお勧めします。